徳島ガラスセミナー、終了しました2016年09月20日

9月17~19日の間、徳島ガラススタジオで開催された内田敏樹先生のガラスセミナー、受けてきました。

翌日の今日、20日は台風が徳島県に接近し、大雨の被害をもたらしています。私が宿泊したホテルのそばの国道は60cmの冠水で通行止めになったとか。もし1日ずれていたら、私の車も冠水していたかもしれません。

内田先生は個展のため今日も徳島のはずです。はたして大丈夫でしょうか。


さてセミナーの方ですが、とても楽しかったです。

個人的には全て行えるのかなと思った豊富な予定講義は全て実施され、実習時間も十分。

内田先生の技術の高さと知識の豊富さ、そして何より教え方が非常に上手でとてもわかりやすいのです。

問われた質問には即答、的確な答えが返ってきます。時々話す豆知識も実用性十分。


すごいなぁと思いつつ、この先生の教室に通える生徒さんはとても幸せだろうとなぁと思うことしきりでした。


今回、朝顔玉やクラゲ玉の講習もあったのですが、朝顔玉での講習で作った私のとんぼ玉は、こんな感じになりました。


すてきでしょう? 和風でリアリティもあり、個人的にとっても好きです。


先生にこの朝顔を自分の作品に取り込んでも良いか伺ったところ、問題ないとのことでした。

「朝顔やクラゲなどは昔から多くの人に作られてきたモチーフなので全然問題ない。さらに独自の工夫を加えてもOKですよ。今回の講座で、まねされて困るような技法は教えていません。」とおっしゃいました。太っ腹です。


クラゲについては、私自身独自の作り方をしてますが、参考になりそうな技法もあったので将来的には取り込んでみたいと思います。(結構目からウロコ的な技法もありました)


そしてこんな事もおっしゃってました。

「独自に開発した技法は人に教えないこと」「人に聞いて教えてもらえなくてもケチな人だと思わないこと」。
努力して見つけた技法ですから、大事にするのは当然ですよね。

「道具は人に貸さないこと、また道具を人に借りないこと」。
道具はとても大切な物だからきちんと管理しなさいとの意味だと理解しています。


そのほか、徳島ガラススタジオのスタッフさんや講習生の方にも久々に会ってとても楽しかったです。広島に帰ってきて、ちょっと寂しくなったくらい。


さて明日からは、講座で習った技法を作業ノートにまとめる作業をおこないます。これをしとかないと、内容を忘れてしまうのです。今回は講習内容が濃かったので、まとめるのに3日ぐらいはかかるだろうなぁ。



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販売価格2016年09月25日

徳島ガラスセミナーを終わってから、いろいろあってまだバーナーに点火できない日が続いています。


セミナーの整理のあとは、とんぼ玉の販売出品の作業をしていました。

今回の出品はこんな感じです。


とんぼ玉の販売価格なのですが、今までは売れないのが怖くてなかなか上げられませんでした。

ただ今の価格では近い将来、とんぼ玉制作自体が継続できなくなる(あきらめることになる)ので、少しでも上げていこうかと考えています。徳島ガラススタジオのスタッフさんにも、安すぎるのではといわれました。


普通の水中花玉は競争も激しくなかなか値を上げられないので、独自モチーフに関しては労力相応の価格を今後つけてみたいと考えています。

ただその独自モチーフは、選定の難しさとデザインのセンス、製作期間の長さ、成功率の低さで、次々とは出せないのが苦しいところですが。


作家さんなら、誰でもどう収入を稼ぐか悩んでいると思うのですが、ご多分に漏れず私もです。本当に生きていくのはしんどい事ですね。



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どちらがガラスで作った木でしょうか2016年09月28日

次のとんぼ玉は、秋らしくモミジにしたいと考えていて、徳島ガラスセミナーに行く前からモミジのパーツを作っていました。

そして考え中のデザインでは、モミジの幹が必要なので、どうやってそれを作ろうかと思案してました。


普通のとんぼ玉で木を入れる場合、大抵は濃茶一色で線を引くのが一般的ですが、それだと味気ない。もっと写実的なものにしたいなぁと考えています。


カエデの樹皮って、皆さんが想像しているよりも、たぶんずっと灰色っぽいです。桜もそうですよね。

で、ガラス同士を混ぜ合わせる混色で、幹の色をずっと試行していたのですが、十何種類作って結局市販されている CX シリーズのガラスが一番しっくり来るという落ちでございました。とほほ。

このCXガラス、もう廃番なので、将来的には別の物を探さなきゃならないのですが、まあ手持ちが無くなったときに時に考えましょう。


そうそう、混色試行時に不透明色3色を混ぜ合わせると、無色透明色が出来上がるという不思議な体験をしました。ガラスの色もやっぱり化学反応なんですね。


さて、幹の色が決まったので、次に幹に模様を付ける方法を模索しました。その結果、出来上がったのがこんなのです。


さて2本のうち、どちらがガラスで作った木でしょうか?(ちなみに左端は大きさ比較用のシャーペンの頭です)。


正解は.....







どちらもガラスです。そのリアルさに作った本人がびっくりしてしまいました。竹串なんかの表現としては、とてもいいんじゃないのかしら。


ただこのケーンをとんぼ玉サイズにカットしたところ、単なるマーブル模様のケーンとしか見えない結果となりました。

模様の長さに対してカットした長さが短すぎるので、木に見せるのはちょっと困難なようです。でも茶一色よりは幾分本物っぽくなると考えています。


ということで、紅葉玉の制作はデザインも含め続行中です。



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